25日に閉幕した「第23回ミュンヘン・クリスマス市」(札幌市、札幌観光協会など主催)の来場者数が168万8000人だったと、主管する実行委員会が発表した。これまで最多だった昨年の前回(169万1000人)には及ばなかったものの、過去2番目の来場者数を記録した。
札幌市中央区の大通公園を会場とする「クリスマス市」は、札幌市とドイツ・ミュンヘン市との姉妹都市提携30周年を記念し、2002年に始まった。18年からは相乗効果を狙って、同じ大通公園をメイン会場とする「さっぽろホワイトイルミネーション」と開催日程を合わせイベントを一体化。新型コロナウイルスの影響で20、21年は2年連続で中止されたが、22年から復活した。道都・札幌の冬の風物詩として人気を博している。
今回は11月22日から12月25日まで、34日間にわたり大通公園西2丁目で開催。会期中は寒い日が多く、最高気温が5度を下回る日が25日間(昨年は4日間)あった。5センチ以上の降雪があった日も7日間(昨年は3日間)と例年に比べ多かった。さらに前回より土日・祝日が1日少なかったものの、168万8000人が来場し連日にぎわった。
会場には海外からの3店舗を含む飲食・物販の計32店が出店。実行委では「クリスマス料理やオリジナルグッズ販売のほか、ドイツ文化を発信するステージ・ワークショップやクリスマス関連のイベントを実施し、本イベントを盛り上げた」と説明。これらステージイベントなども多数開催したことが、来場者数を押し上げたと分析している。
















