IH楽しみ充実の3日間 苫小牧市の移住体験ツアー終了

IH楽しみ充実の3日間 苫小牧市の移住体験ツアー終了
天然リンクでIH練習に励む道外の小学生=28日、苫小牧東高校

 苫小牧市が伝統的なスポーツ・アイスホッケー(IH)を通して移住につなげる体験事業「氷都とまこまい体感プログラム」は28日、2泊3日の今年度ツアーを終了した。道外10府県の小学生12人が3日間、教室や練習などに参加し、IHにどっぷりと浸かった。

 最終日は、昨年度も好評だった苫小牧東高校の屋外リンク練習に臨み、北海道ならではの競技環境に触れた。苫東高IH部の選手が講師となり、対人プレーなどのドリルを反復。ミニゲームは高校生も参戦し、参加者を楽しませた。

 沖縄県からきょうだいで参加した長七海さん(9)は「氷が硬くて足が痛かったし、疲れたけど、楽しくいっぱいホッケーができた」と満足げ。「将来はスマイルジャパン(女子日本代表)に入って、五輪に出たい」と夢を語った。

 母綾さん(43)は「IHに力を入れているまちが、どういう環境なのか感じてみたかった。向こうでは早朝や夜遅い時間の練習が多く、親子ともに負担が大きいが、(苫小牧は)昼間にできるのがありがたい」と目を見張り、本道へのIH留学を視野に「子どもたち本人が望むなら全力で応援したい」と話した。

 苫東高IH部3年の小野快志朗主将(18)は「苫小牧は本州と比べて練習量が違うし、上達もできる環境。ぜひ来てほしい」と期待を寄せた。

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