三が日 初詣にぎわう 樽前山神社は9万6000人

今年1年の願いを込めて手を合わせる参拝客=1日、樽前山神社

 新年を迎え、東胆振の各神社は初詣客でにぎわいを見せた。「家内安全」「商売繁盛」など思い思いに願いを込めて手を合わせ、気持ちを引き締めていた。

 苫小牧市高丘の樽前山神社では、1~3日の「三が日」は好天に恵まれ、3日間の参拝者は延べ9万6000人(前年同期比4500人増)に上った。このうち、最多の約5万人が訪れた1日は、境内に参拝待ちの長い行列が3本できた。参拝客は警備員の指示でゆっくりと社殿に進み、鈴を鳴らすなどして手を合わせる光景が広がった。

 社殿近くに設置された巳(み)年の巨大絵馬の前で記念撮影したり、おみくじを引いたりし、正月気分を楽しむ家族連れらの姿もあった。

 実家のむかわ町に帰省中という名古屋市の会社員山上大和さん(33)は、妻の花菜さん(27)、昨年1月に生まれた長女紗奈ちゃんと一緒に参拝。「今年1年も皆が健康に過ごせますようにとお願いした」と笑顔を見せた。

 このほか、同日は午後2時から、みこし団体「苫小牧鳳凰睦」(脇田忠会長)が道内各地のみこし同好会有志と総勢約100人でみこしを担ぎ、境内を練り歩いた。脇田会長(67)は「皆さんにとっていい年になりますようにと神様に一生懸命に祈らせてもらった」と話した。

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