ウトナイ湖に昇る初日の出 湖畔に人だかり 苫小牧

初日の出を鑑賞する人たち=1日、苫小牧市植苗

 1日早朝、苫小牧市植苗のウトナイ湖には初日の出を見ようと、市内外から大勢の人たちが駆け付けた。この日の同市の最低気温は氷点下7・9度(午前7時28分)。市内の日の出予定時刻の午前7時ごろ、道の駅ウトナイ湖の駐車場は満車となり、湖畔に防寒着姿の人だかりができた。

 湖面にけあらしが立ち上る中、空は朝焼けで染まり、雲間から少しずつ太陽が姿を見せた。丸い形がはっきり見えると、「見えた」「真っ赤だね」などと喜び、カメラを向ける人もいた。

 恵庭市の会社員川村孝彦さん(47)は「長女が今月成人式で記念になればと、初めて家族で訪れた。けあらしが重なり、太陽はとても美しかった。いい年になりそう」と満足そうだった。

 毎年、同道の駅前に売店を構え、甘酒と肉まんを販売する市内植苗の養豚業小野寺邦彰さん(72)は「今年はいつもより多く、数百人は来てくれた。市外から来て『よかった』と声を掛けられ、苫小牧市民として、うれしかった」と笑顔を見せた。

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