苫小牧市美術博物館で5日、新年の書き初め会が開かれた。市内の小学3年生5人が参加し、それぞれ力強く筆を振るい、個性に富んだ作品を完成させた。
同館の体験プログラム「ミュージアムラボ」の一環で、沖津かんな学芸員が講師を担当した。
題材は、小学校教科書で課題に指定されている「友だち」「お正月」など。太く、濃く、大きくといったポイントに留意しながらそれぞれ真剣なまなざしで向き合い、一文字一文字、丁寧に書き上げた。
泉野小3年の椋本奏汰君(9)は「失敗したところもあったけれど、うまく書けたと思う。名前は難しかった」と笑みをこぼした。
沖津学芸員は「新年の書き初めを通じて書道に親しみを持ち、『楽しいな』と思ってもらえたら」と話していた。
















