苫小牧市内の「彩萌書道会」(工藤彩華代表)は12月26~28日、子どもを対象に昨年9~11月に開講した書道文化教室の作品発表展を市民活動センターで開いた。小学1~6年生の男女計50人が工藤代表の指導を受けながら仕上げた計約100点がずらりと並んだ。
教室は文化庁伝統文化親子教室事業の一環で、市内コミュニティーセンターなど5カ所で初めて実施。参加者は全3回の講座で毛筆と硬筆1点ずつを書き上げた。「とり」「うみ」「水」「原野」など力強い毛筆や「ウトナイ湖で渡り鳥が羽を休める」など丁寧な硬筆の各作品が飾られ、写真で活動の様子も紹介した。
沼ノ端交流センターの教室に通った拓進小4年生澤田楓さん(9)は「初めて習ったけど楽しかった。(楷書の基本の)払うところがうまくできるようになった」と話し、一緒に来た両親からも褒められて笑顔を見せた。工藤代表は「初心者にも楽しんでもらえたようなので、来年も続けたい」と語った。
















