苫小牧市公設地方卸売市場の水産市場(汐見町)と青果市場(港町)は5日、花卉(かき)の苫花地方卸売市場(末広町)は6日、2025年の初競りをそれぞれ行った。初日から各市場で威勢のいい掛け声が響き、活発な取引で幸先良いスタートを切った。
このうち23年1月に市が民間移譲した苫花市場では6日午前8時半から、関係者のあいさつや三本締めなどのセレモニーで幕開け。むかわ産のアルストロメリア、宮崎産のスイートピーなどを競りに掛けた。
同市場を運営する仲卸・苫花の鈴木幹也社長は移譲3年目に向けて「もっと新しい情報を市民に発信し、花を身近に感じてもらえるようにしたい」と意欲を見せた。
金澤俊市長も駆け付け、同社が市役所前でのフラワーショップ開設、招待制の交流イベントなど新規事業に取り組んできたことに触れて「まちにいろんな形で花を届けていただいた」と感謝した。
21年に市が指定管理者を導入した水産、青果の各市場では5日に初競りを実施。金澤市長が市場開設者としてあいさつし、商売繁盛などを願って三本締めを行い、新鮮な魚介類や野菜、果物を取引した。





















