冬休み中に弁当提供 苫小牧の放課後児童クラブで試行

冬休み中に弁当提供 苫小牧の放課後児童クラブで試行

 放課後や学校の休業中に小学生を預かる苫小牧市の放課後児童クラブで冬休み期間中、利用児童に昼食を提供する有料サービスが試行されている。希望日の4日前までに申し込むことで、児童が利用するクラブに弁当を届けてもらえる。事業を受託するシダックス大新東ヒューマンサービスが、保護者の負担軽減策として取り入れた。

 弁当提供サービスは、同社と生活協同組合コープさっぽろの連携事業。弁当の製造や受注はコープさっぽろが手掛ける。メニューは豚丼やチキンライス、ハンバーグ弁当など日替わりで、料金は1食561円。利用者はスマートフォンで手軽に申し込むことができる。

 市の放課後児童クラブは仕事や病気、家族介護などで子どもの面倒を見られない保護者に代わり、小学校の専用室や児童クラブで預かる事業。今年度は36室で約1500人の児童を受け入れている。

 シダックス大新東ヒューマンサービスは、全国各地で児童クラブを運営。先行して弁当提供サービスを始めた自治体では、保護者から「弁当作りの手間が減った」などと好調で、苫小牧でも昨年12月25日から今月11日まで試行することに。担当者は「今回の保護者アンケートを参考に、今後の方向性を決めたい」と話している。

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