新千歳空港振興会(会長・蒲生猛北海道エアポート社長)は6日、新年交礼会を同空港内のポルトムホールで開いた。新型コロナウイルス禍で中止していたため、2020年以来5年ぶりの開催。66団体166人が出席し、旅客需要の回復などに期待を寄せた。
国土交通省新千歳空港事務所の小谷浩一空港長が冒頭あいさつし、「4月からは(次世代半導体製造)ラピダスの試作ライン稼働で人や物流に変化が起こる」などと今年の動向を展望。日本を訪れる中国人のビザ(査証)要件緩和などを踏まえた今年の旅客数の見通しについても触れ「コロナ前を超えると確信する」と述べた。
蒲生会長は、ラピダスが千歳市内で建設中の工場で使用する極端紫外線(EUV)露光装置を、昨年12月にオランダから空輸4回で新千歳に無事受け入れたことを説明。「今年は海外から大勢の人を受け入れる。会員が良かったと思える1年にしたい」と述べ、乾杯の音頭を取った。
同会は新千歳空港に入る航空各社やテナント関係者らで構成し、情報交換や親睦を図る新年交礼会を恒例行事にしている。
















