会頭「挑戦と再生を」 札幌商議所が新年交礼会

会頭「挑戦と再生を」 札幌商議所が新年交礼会
年頭あいさつで新年の抱負を語った岩田会頭=7日午後、ニューオータニイン札幌

 札幌商工会議所(岩田圭剛会頭)は7日、札幌市内で2025年議員新年交礼会を開き、巳(み)年の経済界の飛躍を誓った。

 同会議所の議員や来賓、経済記者クラブの記者ら約220人が出席した。

 主催者を代表して年頭あいさつに立った岩田会頭は昨年を振り返り「札幌商工会議所は『リフォーム札幌』をスローガンに掲げ、経済再生に向けて中小企業支援や販路拡大、観光振興、企業のデジタル化推進など、今年度はこれまで300を超える事業に取り組んできた」と説明。25年は「ヘビ年。ヘビは古来より再生、変化の象徴とされている」とし、「新たな挑戦と変革の精神を胸に、札幌、北海道全体がより強く、再生を果たしていけるように取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 来賓として出席した鈴木直道知事は、昨年末に国が示した「GX(グリーントランスフォーメーション)2040ビジョン」案に言及。「簡単に言えば、再生可能エネルギーが豊富な所に産業を集積するということを、新しい国家戦略として石破首相出席の会議で決定した」と説明。「それが北海道、九州、東北と例示された」とし、東京一極集中が続く中、「日本の歴史を振り返っても、北海道にさまざまな産業を集積させることを政府の国家戦略として位置付けるというのは、今までになかった」と指摘。「ただ、まだ案なので、案を取ってもらうことに取り組みたい」と述べた。

 秋元克広札幌市長もあいさつした後、北海道経済産業局の鈴木洋一郎局長の発声で乾杯。和やかに歓談を深めた。

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