消防出初め式 伝統演技に大拍手 苫小牧市

消防出初め式 伝統演技に大拍手 苫小牧市
まとい隊による伝統演技=8日午前10時50分ごろ、苫小牧市民会館

 苫小牧市主催の2025年消防出初め式が8日、市民会館で行われ、市民ら約500人が来場した。市消防団有志の「とまこまい消防まとい隊」(伊東博之隊長)が華麗な伝統演技も披露し、来場者に「火の用心」の大切さを伝えた。

 消防車両が並んだ駐車場の観閲式の後、大ホールで式典を開催。金澤俊市長はあいさつで「災害に強いまちを目指し、市民と一体となって安全安心なまちづくりに取り組む」と力強く語り、消防団活動に協力的な事業所の表彰も行われた。

 目玉の伝統演技は、同隊員の木やり唄に合わせ、重さ約12キロのまといを豪快に振り上げて始まった。12人がかりで高さ6・5メートルの竹製はしごを組み、その上に隊員が駆け上がって逆さになったり、横になったりする妙技を次々に披露。客席から「すごい」と感嘆の声が上がり、大きな拍手に包まれた。

 勇払の石原幸雄さん(85)は「毎年、勇壮な演技を楽しみに来ている。最後に乗り手3人が一緒にはしごの上で見せた演技が素晴らしかった」と感動していた。

 館内ロビーには防火啓発コーナーを設置。市消防団OB会は「火の用心」と記した短冊付きの手作り風車を配り、子どもたちに喜ばれた。

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