株式会社苫東の辻泰弘社長が7日、新年あいさつで苫小牧民報社を訪れた。企業の進出が盛んな苫小牧東部産業地域(苫東地域)について「今年はウイスキー蒸留所が動きだすなど、着工や完成、始動の動きが見える年。飛躍の年にしたい」と展望を描いた。
千歳市で工場建設を進める次世代半導体製造ラピダス(東京)にも触れて、「ラピダスもこの地域にどんな企業があるか完全には把握していない」と指摘。半導体関連産業参入促進セミナーを道主催、苫東などの協力で今月開く予定で、「地元企業が半導体産業に参画するような接点ができれば」と述べた。
また、食関連にも力を入れる考えで、「資材や飼料、燃料などの周辺産業を呼び込みたい。苫小牧地域の物流の強みを発揮できる」と意欲。土地造成も計画的に進める予定で、「2030年までにGX(グリーントランスフォーメーション)先進地を実現する」と意気込んだ。

















