苫小牧地方法人会(成田幸隆会長)はこのほど、図書4冊とデイジー資料(デジタル録音図書)3点(計10万円相当)を苫小牧市立中央図書館に寄贈した。
図書は文字の大きな大活字本で、明治時代の小説家谷崎潤一郎のシリーズ。デイジー資料は専用機を使って本の内容をCDで聞く仕組みになっており、怪談やミステリーなどスリルのある作品をそろえた。同館では専用機5台を貸し出しできるという。
大沼徹副会長らが同館を訪れ、「(大活字本は)文字が読みにくい人でも見やすくなり、(デイジー資料は)耳で読書ができるので、視力や体調に事情のある方に本の魅力を知ってほしい」と善意を寄せた。目録を受け取った福原功教育長は「大変ありがたい」と感謝状を贈った。
同会は2010年に点字用紙を寄せ、11年からは図書とデイジー資料を寄贈し続け16回目(累計615点、216万4929円)となった。
















