苫小牧市の金澤俊市長は9日、市議会第11回臨時会の15日招集を告示した。市は議案2件を提出する予定。このうち2024年度一般会計補正予算案に、物価高騰対策で国の臨時交付金を活用した措置を盛り込み、2~6月に市内小中学校の給食費を無償化する。
保護者の負担を軽減する目的で、学校給食支援事業費2億6960万円を盛り込んだ。対象は小学生7090人(4~6月は6922人)、中学生3606人(同3580人)で、5カ月分の給食費を無料にする。
また、保育施設の副食費5カ月分も無償化する他、各施設への支援も含めて5374万円を計上。市内の介護サービス事業所や有料老人ホームなど、高齢者施設490カ所の業務継続支援などに5781万円を支給する。
この他、低所得世帯に対し1世帯当たり3万円を支援する、住民税非課税世帯や住民税均等割のみ課税世帯の支援金給付金事業に9億8794万円を計上した。
同会計は、歳入歳出に13億6910万円を増額し、総額926億8512万円とする。物価高に苦しむ低所得世帯・子育て世帯を支援する国の重点支援地方交付金12億8809万円を活用する。
















