東京商工リサーチ北海道支社は、2024年の道内社長の出身大学調査結果を発表した。出身大学のトップは道内社長数1139人の北海道大学で、14年連続で首位を堅持した。
北大は昨年5月時点の大学学生数1万1384人、大学院学生数6536人で国立大学でも上位に位置する。卒業生が多いほか、産学連携推進本部を設置し、知的財産の活用を推進。産学共働の推進や人材育成を積極的に行い、北大発ベンチャー認定企業も増えていることが要因とみられる。全国社長出身大学でも2231人で23位にランクインしている。
道内社長数914人の北海学園大学が11年連続で2位となった。道内私立大学の学生数1位として、北海道出身の卒業生が多い。建学の精神として「開拓者精神」と「自立と自律」を掲げ、自主独立の校風が教育に反映され、北海道のために貢献したいという土壌が醸成され、社長を輩出している。全国社長出身大学でも1030人で74位とトップ100にランクインしている。
3位は道内社長数574人で日本大学が入った。卒業生126万人超と他大学を圧倒。全国社長出身大学では1万9974人となり、首位を堅持している。全国26校の付属高校から企業経営者の子息、子女が大学へ進学し、事業承継で社長に就任するパターンもあり、各地の社長数トップにつながっている。
4位には北海道科学大学(道内社長数490人)、5位には札幌大学(同454人)が続いている。
















