市民後見人養成講座 18日から開講 苫小牧

市民後見人養成講座 18日から開講 苫小牧

 とまこまい成年後見支援センターは18日から、病気や障害などで判断能力が不十分な人の権利を守る市民後見人の養成講座を市民活動センターを主会場に実施する。成年後見制度の仕組みや関連する法律、障害者や高齢者への接し方などを講義や演習などで伝える。

 成年後見制度は認知症の人や精神障害者、知的障害者などの自己決定を支えるため、後見人が財産管理や身上監護などを支援する仕組み。市民後見人は地域住民の立場から同制度を担っており、市内では延べ82人が受任している。

 今年度3クール目の養成講座は18日~2月15日の毎週土曜日に全5回実施。時間はいずれも午前9時半~午後5時。弁護士や同支援センター職員、市の福祉部署の職員らが講師となり、同制度の仕組み、認知症や障害への理解、コミュニケーション方法などを解説する。このほか、市内の福祉施設で4時間の実習も行う。25歳以上の市民が対象で、受講無料。定員30人。

 昨年12月に行った事前の講座説明会には約10人の市民が参加。同支援センターの担当者は「市民の高齢化が進み、支援を必要としている人も増えている。説明会に参加した皆さんはもちろん、多くの市民に制度の支え役になってもらいたい」と受講を呼び掛ける。

 希望者は同支援センター窓口またはホームページにある申込書に必要事項を記入し、持参または郵送する。問い合わせは同支援センター 電話0144(38)7291。

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