北海道国際交流センター(函館市)は19日午後1時半から、苫小牧市民会館で外国人ルーツ青少年講演会を開く。多文化共生について考える狙いで、イラン出身の俳優サヘル・ローズさんによる基調講演や、外国人向けの学校や日本語教室を展開する2人を迎えたパネルディスカッションを予定している。
サヘルさんの講演テーマは「外国にルーツを持つ人たちが日本社会で生きていくために」。サヘルさんは8歳で来日し、テレビやラジオをはじめ、舞台「恭しき娼婦」で主演を務め、主演映画「冷たい床」でミラノ国際映画祭最優秀主演女優賞を受けるなど、舞台・映画と幅広く活躍している。
パネルディスカッションは、HISAE日本語学校北海道とまこまい校(若草町)の五十嵐啓子校長、滝川市で日本語教室を開く一般社団法人滝川国際交流会事務局長の森田詠美さんらが登壇。「外国ルーツ青少年のために今、私たちができること」の題で議論を交わす。
同センターは「苫小牧での開催はまれなケース。外国にルーツを持つ人たちについてより知ってもらいたい」と参加を呼び掛けている。
参加無料。定員100人。事前の申し込みは、QRコードからつながる専用フォームか、電子メール(event@hif.or.jp)に氏名、電話番号を明記して送る。問い合わせは同センター 電話0138(22)0770。



















