はたちを祝う会の対象者の多くが生まれた２００４年は、アテネ五輪が大きな話題となった。当時過去最多に並ぶ１６個のメダルを獲得。競泳男子１００メートル平泳ぎで北島康介さんが金を獲得し、インタビューの中で発した「チョー気持ちいい」は同年のユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞にも選ばれた。

　日本プロ野球史上初のストライキが実行された。セ・リーグ６球団とパ・リーグ５球団に対し、労組選手会は１２球団維持を求めて猛反発し、６試合が中止となった。

　参院選で自民党が敗北し、旧民主党が議席増。マグニチュード６・８の直下型地震「新潟県中越地震」では６８人が死亡、４８０５人が負傷した。お笑い芸人アンタッチャブルがＭ１グランプリで優勝。

　物価はガソリンが１リットル当たり約１１０円と現在より６０円ほど安く、マクドナルドのハンバーガーは１個８４円だった。

　苫小牧関連では、８月に駒大苫小牧高校が夏の甲子園で初優勝。９月の台風１８号通過で、樽前山麓は道内で最大規模の倒木被害が出た。イオンの苫小牧出店計画が明らかになったのもこの年。トヨタ自動車北海道の新工場建設など活発な経済情勢を背景に苫小牧市の人口は前年比１９５人増の１７万３１０８人と４年ぶりにプラスとなり、帯広市を抜き全道５位となった。