家族と二十歳祝う 手をつなぐ育成会 苫小牧

家族と二十歳祝う 手をつなぐ育成会 苫小牧
門出を迎え、二十歳としての決意を新たにする出席者たち

 成人の日の13日、障害がある人が二十歳を迎えたことを祝う「はたちを共によろこぶ会」が苫小牧市内のホテルで開かれた。NPO法人市手をつなぐ育成会(斉藤フミ子会長)の主催で男性5人が出席し、家族らの祝福を受けた。

 障害者が気軽に出席できる小規模な成人式として、2000年にスタート。成人年齢の引き下げを受け、2024年から現名称に見直している。

 今回は家族や障害者福祉事業所の職員などを含め約40人が出席。斉藤会長は「これまで支えてくれた人に感謝し、自信を持ち、周りの人と力を合わせて胸を張って歩んでほしい」と呼び掛け、一人ひとりに記念証書を手渡した。

 出席者を代表し、品川翔さん(20)が「二十歳としての自覚を持ち、希望に満ちて羽ばたけるような人生を送りたい」と決意を述べた。

 式典ではこのほか、出席者の出生時からこれまでの歩みを収めた写真のスライド上映や、家族への感謝を込めた花束贈呈もあり、会場は笑顔と感動に包まれた。

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