燃料電池の仕組みに触れる とましん子供ものづくり教室

燃料電池の仕組みに触れる とましん子供ものづくり教室
バギー製作に夢中の子どもたち

 苫小牧信用金庫は11日、市内表町の本店で「とましん子供ものづくり教室」を開いた。市内の小学4~6年生の児童20人が参加し、マグネシウム燃料電池で走るミニバギーを製作した。

 同教室は小学校の長期休業に合わせて開催され、32回目。今回は苫小牧工業高等専門学校の岡田昌樹特命教授(61)と菊田和重創造工学科(機械系)教授(63)が講師を務め、学生も協力した。

 参加者はマグネシウムと酸素、塩水の化学反応で電気が発生する仕組みを学び、講師らのアドバイスを受けながら、40分ほどでバギーを組み立てた。完成したバギーをミニ四駆コースで走らせた植苗小中5年の佐藤湊斗君(11)は「塩水を使った電池でバギーが走ることに驚いた」と目を輝かせた。岡田教授は「子どもの理科離れが進む中で、科学に興味を持つ機会になるとうれしい」と話した。

 この日は、昨年の高専ロボコン大会に出場したロボットのデモンストレーションも行われ、子どもたちはロボットの精巧な動きに「すごいね」と驚きの声を上げ、操作も体験した。

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