半導体関連で輸入増 11月新千歳 2カ月連続前年上回る

半導体関連で輸入増 11月新千歳 2カ月連続前年上回る

 函館税関千歳税関支署がまとめた新千歳空港の貿易概況によると、昨年11月の輸出入総額は前年同月比17・0%増の27億8400万円で、前年実績を2カ月連続で上回った。千歳市で次世代半導体製造ラピダス(東京)の工場建設が進み、半導体関連の輸入が増加している。

 輸出は5・9%増の15億1300万円で、2カ月連続のプラス。主力の魚介類・同調製品は39・6%増の6億1600万円。香港向けの塩蔵ナマコが伸びた。非金属鉱物製品は60・3%増の1億2400万円で、タイ向けの陶磁製抵抗部品が増えた。

 輸入は33・6%増の12億7100万円で、2カ月連続のプラス。一般機械は2・7倍の3億4900万円、電気機器は83・2%増の2億8600万円で、オランダから半導体工場関連の部分品が増加している。

 新型コロナウイルス流行前の指標となる2019年11月対比では、輸出入は38・2%にとどまっており、内訳は輸出が52・6%減、輸入が3・5%減。

 入港機は前年同月比40・7%増の775機、入国旅客数は37・3%増の14万824人だった。

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