再エネ条例案 24日まで意見公募受け付け 苫小牧市

再エネ条例案 24日まで意見公募受け付け 苫小牧市
再エネ条例について議論した市環境審議会=昨年11月、苫小牧市役所

 苫小牧市は24日まで、市自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例(仮称・再エネ条例)案について、パブリックコメント(意見公募)を受け付けている。脱炭素社会の実現に向け、再エネ発電事業を推進する一方、豊かな自然や市民の安全で安心な生活環境を守るための条例で、市は年度内の制定を目指している。

 条例案は、発電出力10キロワット以上の再エネ発電事業者を対象に▽実施計画について市長との事前協議▽周辺関係者への説明会▽事業計画、工事完了届、事業承継、廃止届の提出―などを義務付ける。

 市長は災害防止や環境保全の観点から、国有地と公有地に法律や条例に基づく禁止区域を指定することができるとし、事業者への立ち入り調査や勧告、応じない場合の中止命令や事業者名の公表も規定している。市長から諮問を受けた市環境審議会が昨年11月、条例策定を「妥当」とする答申書を提出し、「実効性ある制度設計を」との意見も付けていた。

 条例案は市ホームページ(HP)からダウンロードでき、意見提出もできる。市内の各コミュニティセンターなどでも受け付けている。問い合わせは市ゼロカーボン推進室 電話0144(57)3666。

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