胆振地域林業担い手確保推進協議会(会長・小坂利政苫小牧広域森林組合組合長)は17日、今年度第2回協議会を苫小牧市役所で開いた。関係者26人が参加し、活動状況などを報告。林業の担い手確保に向けて、事業を継続して進めることを確認した。
活動報告では、鵡川、厚真、追分など管内の各高校で林業現場体験を実施し、計5校115人が参加したことを説明。このうち2校は地域資材を使っている安平町の早来学園を施設見学した他、鵡川高では林業座談会を開いたことなどを伝えた。
一方、林業や木材産業に特化した道立北の森づくり専門学院(北森カレッジ)=旭川市=の入学者数が、2023、24年度は定員40人を下回り、25年度に向けて1次試験合格者が14人にとどまる現状を報告。求人に対して求職者が充足していないことも指摘した上、高校生のみならず社会人の転職希望者向けにも募集を充実させる考えを示した。
小坂会長は「今後、高齢化による労働者不足が懸念される。地域でいかに担い手をつくることができるかが大変重要。取り組みを継続していきたい」と協力を呼び掛けた。
















