大学入学共通テストが18日、全国一斉に始まった。東胆振の会場となる苫小牧市錦西町の北洋大学では前年度よりも8人多い450人が出願。志望校合格を目指して受験者が試験に臨んだ。受験シーズンが本格的に幕を開けた。
前年度までの6教科30科目から、新教科の「情報」を加えた7教科21科目に再編された初めての共通テスト。「情報」は、2022年度実施の新学習指導要領でプログラミングなどを学ぶ科目「情報1」が新設され、この授業を受けた生徒が初めて高校3年生となり共通テストに加えられた。
初日の18日、北洋大では、午前8時すぎからバスや保護者の車などで受験生が続々と到着。試験会場の入り口付近では高校教職員らが「無限NO LIMIT」などと書かれた横断幕を手に、教え子にエールを送る光景が見られた。
北海道大学経済学部入学を目指す浦河高校の男子生徒(17)は前日から市内に宿泊し、1時間以上前に会場入り。「緊張しているが、準備はしっかりやった。全力を出し切りたい」と意気込みを語った。
参考書を購入し、新科目「情報」の試験対策を進めてきたという苫小牧東高校3年の男子生徒(18)は「どんな出題になるか分からないが、落ち着いて試験に臨む」と力を込めた。
大学入学共通テストは、全国651会場で行われ、道内では胆振・日高地域の室蘭工業大学を含む26会場で実施。全国で約49万5100人が臨む。初日は地理歴史・公民、国語、外国語の3科目、19日は理科と数学、情報の試験が行われる。追試験は25、26日に、東京の東京農工大か東京外国語大が会場となる。
















