苫小牧光洋中学校区学校運営協議会(板野勝会長)は16日、教育講演会「子ども理解とアプローチ」を同校で開いた。教職員のほか、地域住民、苫小牧市のスクールソーシャルワーカー(SSW)など約60人が参加し、成長期の子どもの心理について知識を吸収した。
児童生徒の心情を理解し、現場で生かしていくのが目的。道教育委員会のチーフSSW田村千波さん(60)が講師を務め、思春期や反抗期の子どもの傾向やアプローチの仕方を紹介した。
田村さんは「小学校高学年ごろから、自分で自分を認知するメタ認知が育つ」と話し「失敗に対し、親から指摘されると、反発してしまう」と説明。子どもの成長過程や未熟さを認め、見守る大切さを強調した。
同校の教員大澤航大さん(26)は「生徒を鼓舞するための声掛けが、逆効果になることを学んだ。授業では生徒の立場に立った声掛けをしていきたい」と話していた。
















