苫小牧市内の弥生連合町内会(吉村誠会長)は15日、地域の町内会館で新年交礼会を開いた。弥生町に事務所を構える縁でアマチュア手品師の平舘正彦さん(91)=柏木町=が招かれ、華麗なショーで集まった住民約60人を楽しませた。
平舘さんは市内幼稚園の園長だった50代でマジックにはまり、今では約100種の持ちネタを誇る。「世界一のマジシャンで、テレビに出たことはありません」と笑わせながら、色の違うハンカチを一瞬でマントに替えたり、空っぽの容器から酒瓶を次々と取り出したりして拍手を受けた。助手の頭を箱で隠し、何本もの剣を刺す大掛かりな技も見せ、会場は「おお」とどよめいた。45分ほどのショーを見事に終えた平舘さんは「あと20、30年は続けたい」と笑顔を見せた。
この他、二胡の演奏会やお楽しみ抽選会なども行われ、吉村会長(85)は「会員には表に出て、人と会う機会をつくってほしい。みんな平舘さんから元気をもらえたと思う」と話した。
















