北海道理容生活衛生同業組合苫小牧支部(青野秀博支部長)は20日、創立100年の記念式典を苫小牧市内のホテルで行った。来賓を含め約60人が出席。先人の功績をしのびながら、地元理容業界のさらなる発展へ決意を新たにした。
同支部は、1926(大正15)年に有志17人で発足した苫小牧理髪保健組合が前身。人口約2万人、カット料数十銭の旧苫小牧町時代、親睦を深めながら戦中、戦後を乗り越え、組合員数はピーク時の90年代に約170人まで拡大した。
現在は約60人で若手を中心に技術の研さんにも励んでおり、各種大会で活躍。2023年に札幌市で開催された全国理容競技大会では渡利勇太さん(37)=YUZEN(拓勇東町)=が第1部門、田中穣さん(43)=JENUSE(緑町)=がヘアピース部門でそれぞれ同支部初の優勝を果たした。
式典では、歴代の支部長や支援者に感謝状を贈呈。鏡開きや地元歌手栗原ちあきさんの歌謡ショーなどで節目を祝った。
青野支部長は「苫小牧で100年に到達した団体は少ないと思う。皆さんに喜んでもらえる仕事を続けられたことは誇り」とあいさつし、さらなる精進を誓った。
















