昼食時の飛沫感染防止 手作りパーティション、いずみ幼稚園職員が提案

昼食時の飛沫感染防止 手作りパーティション、いずみ幼稚園職員が提案
テーブルの中央に置かれた手作りパーティション

 「みんなで静かに、いただきます」―。新型コロナウイルスの感染予防が強く求められる中、苫小牧市三光町の苫小牧いずみ幼稚園(松下陽園長)では飛沫(ひまつ)感染防止へ手作りのパーティションを用意し、園児の昼食時に使用している。100円ショップで売られているファイルなどを流用。松下園長は「園児がくしゃみをした際などに役立っている」と話す。

 同園は全園児199人で、1クラス20~30人ほど。各部屋には4人掛けのテーブルが数台あり、昼食時は園児同士が向かい合って食べる。

 パーティションは100円ショップで調達したブックスタンドに、A3判のクリアファイルを挟み込んで製作した。市販品はアクリル製で重く、倒れた時にけがをさせる恐れがあるため断念。保管場所に困らず、園児からも目を離さずに簡単に設置できる物を―と考え、職員が提案した。

 同園ではまた、園児同士が騒がないよう「いただきます」のあいさつ直前まで目を閉じるようにし、食事中は他の園児と話さないように指導するなど、昼食時のルールも設けた。

 松下園長は「パーティションは他の幼稚園などでもできるアイデア。参考になるとうれしい」と話している。

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