任期満了に伴う厚真町長選で無投票4選を果たした宮坂尚市朗氏(64)と、同町議会議員再選挙で初当選を果たした秋永徹氏(64)の当選証書付与式が29日、役場庁舎議会会議室でそれぞれ行われた。
宮坂氏は今月23日に告示された町長選で、2018年9月に発生した胆振東部地震からの復旧復興、次世代を担う人材の育成などを掲げて出馬。対抗馬が出なかったため、無投票での4選が決まった。また町議再選挙に立候補した秋永氏は、新人同士の一騎打ちを制した。
付与式で当選証書を手渡した、町選挙管理委員会の大浦眞則委員長は「特に一昨年の胆振東部地震での災害対策、復旧復興における一人ひとりに寄り添った迅速な対応が町民の信頼につながった。現在は新型コロナウイルス感染拡大防止での経済回復も課題になるが、本町発展のため、ますますのご活躍を」と期待を寄せた。
当選証書を手にした宮坂氏は「これまでさまざまなご支援、ご支持を頂いたことを改めて感じさせてもらった」とし、「町の課題解決のために最善を尽くしていく。襟を正し、初心に帰り、町民と議論を交わしながらさらなる将来の道筋を立てていきたい」と決意を新たにしていた。
任期は町長が7月8日から4年間、町議は次の改選期の23年4月30日まで。

















