秋永氏、大差で初当選 厚真町議再選挙

秋永氏、大差で初当選 厚真町議再選挙
秋永徹氏

 厚真町議会議員(定数11)の欠員1議席をめぐる再選挙の投開票が28日に行われ、元JAとまこまい広域組合長の秋永徹氏(64)=無所属=が1274票を獲得し、初当選を果たした。新人2人による一騎打ちとなったが、大差をつけての勝利。投票率は56・85%だった。

 町選挙管理委員会によると、当日の有権者数は3696人で投票者数は2101人。有効投票は1821人、無効投票は280票を数えた。開票は同日午後9時15分から町総合福祉センターで行われ、同10時ごろに当落が確定した。

 秋永氏は、2018年9月の胆振東部地震で被害の大きかった富里地区からの出馬。元組合長の知名度に加え、富里を含む幌内や吉野など町内でも被害が大きい北部地区全体からの強い後押しがあり、農業や被災山林の回復、コミュニティー構築を踏まえた北部会館(仮称)の実現など震災からの力強い早期復旧と復興を支持者に訴えてきた。

 当選した秋永氏は「選挙期間中から声援や力をもらった。北部地区を中心にまとまったのではと感じる」と感謝し、同地区の代表として「一人ひとりの言葉をよく聞き、町政に反映させていくのが役目。私の考えも出しながら、静かなリーダーシップを取って進めていきたい」と意欲をうかがわせた。

 日野竜馬氏(33)=無所属=は、拠点となる上厚真地区を中心に選挙活動を展開。インターネット交流サイト(SNS)を利用するなどして支持拡大を図ったが、浸透し切れなかった。

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