水揚げ日本一を誇る苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)のホッキ漁は1日、夏漁が苫小牧沿岸で始まった。初日は18隻が約7トンを水揚げし、1キロ当たり1009~444円で取引。新型コロナウイルス感染拡大により、高級食材が軒並み打撃を受ける中、例年並みの好スタートを切った。
苫小牧漁協のホッキ漁は徹底した資源管理で、漁獲量は市町村別19年連続日本一を継続している。産卵期の5、6両月を休んだ上、7~11月に夏漁、12~翌4月に冬漁を展開し、殻長9センチ以上の大ぶりな貝のみ漁獲。今季の年間漁獲枠は約750トンで、夏漁は漁船18隻、漁業者44人で操業する。
この日は漁船18隻が操業し、午前5時半ごろから、苫小牧港・西港漁港区に続々と帰港。漁業者らは黒光りしたホッキがびっしり詰まった籠を、バケツリレーの要領で漁船から岸壁に荷揚げし、小型運搬車ターレで卸売市場内に運んだ。卸値は「大」で1キロ当たり1009~893円。同漁協は「コロナで厳しい状況の中、良い値段が付いた」と強調する。
ホッキ漁に従事して40年以上という「金龍丸」の船長、杉山金一さん(72)は「しけを心配していたが、漁場はなぎだった」と笑顔。「コロナの影響が値段に響かないか心配。刺し身など使いやすい食材なので、家庭でどんどん食べてくれたら」と話していた。
















