容器包装リサイクル法の省令改正に伴い、多くの小売店で無料配布されていたプラスチック製買い物袋(レジ袋)が1日から原則有料になった。苫小牧市内では初日、スムーズな出足となったが、今後はマイバッグを持参するという市民の声が多かった。
コンビニエンスストア国内最大手のセブンイレブンは午前0時から、雑誌などを入れる特大サイズのレジ袋を1枚5円、他のサイズを1枚3円で販売。苫小牧木場町店では店員が来店客一人一人に「レジ袋は有料ですが、ご利用になりますか」と声を掛けた。
来店客の中には購入品を腕に抱えて持ち帰ったり、マイバッグや紙袋を持参したりする人も。市内高丘の会社員男性(55)はレジ袋を持参して商品を袋詰め。「スーパーなどはもう有料化済み。特に不便は感じない」と語った。
一方、セイコーマートを運営するセコマ(札幌市)は、新型コロナウイルスで経済や消費者の生活様式に影響が出ていることを重視し、有料化を延期した。レジ袋に含まれるバイオマス素材が25%以上なら無料が認められるため、30%配合の袋に変え、無料配布を継続している。有料化は「慎重に検討する」という。
清水町の苫小牧市民薬局では5種類のレジ袋を2種類にし、大5円、小3円で有料にした。エコバッグも販売する。普段はエコバッグを持ち歩いているという花園町の舘山明正さん(71)はこの日、エコバッグを忘れたため3円のレジ袋を購入した。「無料だった物を買うことに違和感はあるが、慣れるしかない」。澄川町の伊勢正光さん(75)も「袋の代金を追加で支払うのが手間。次回からは袋を持参したい」と述べた。
旭町のふじい薬局旭町店はバイオマス素材のレジ袋に変えて無料を継続するが、マイバッグ利用を呼び掛け、レジ袋削減につなげたい考えだ。
改正容器包装リサイクル法は容器包装を使う小売業者が対象だが、国は該当しない業種に対しても自主的な有料化を呼び掛ける。サービス業のクリーニング店も該当しない業種だが、市内に5店を持つ道内大手業者は1日から有料化に踏み切った。段階的にエコバッグに移行させ、「環境負荷の低減につなげたい」と話す。市内では対応がさまざまで、苫小牧地区クリーニング組合の矢陸豊組合長(62)は「会員個々の判断に委ねている」と話した。
















