北海道経済連合会(真弓明彦会長)は1日、札幌丘珠空港に関し、滑走路を2000メートル以上に延伸することや空港ターミナルの新設、地下鉄東豊線の乗り入れ検討を求める提言書をまとめた。同日、真弓会長らが札幌市役所を訪れ、秋元克広市長に提言書を手渡した。
滑走路の2000メートル以上への延伸は、ジェット化に対応することでビジネス需要を取り込むのが狙い。道経連の試算によると、延伸と併せて羽田、伊丹、中部国際との路線を開設した場合、年間57万人の乗降客増と道内への1258億円の経済効果が見込める。このほか、新千歳の緊急時に、より多くの便を受け入れられるようになり、さらに欧米諸国のビジネスジェットの発着も可能になるという。
空港利用客の大幅な増加に対応するため、従来の道内路線網とのアクセス強化も求め、「丘珠空港は短時間での移動を必要とする旅客を中心に、さらなる利用需要が期待できる」などと盛り込んだ。
札幌市はこれまでも丘珠空港の医療、防災面を重視した機能強化のため、滑走路延伸の可能性を検討していた。真弓会長は「市の今後の検討において配慮いただきたい」と話した。
市長は「新型コロナウイルスの関係で現在、人の移動の規模が小さくなっているが、中長期的に見た場合、北海道の魅力を最大限生かし、道外から多くの人に来ていただくようにしたい」とし、「具体的な提言を頂いた。滑走路は長ければ長いほどいいが、事業費も掛かる。参考にさせていただきながら検討を進める」と述べた。
















