厚真町上厚真小学校(井内宏磨校長)は3日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった運動会の代わりに、校内陸上記録会を開いた。駆け付けた保護者らが声援を送る中、児童たちがグラウンドで力いっぱいの走りを披露した。
同校では低、中、高学年ごとに時間帯を分けたほか、本来5、6人ずつ走るところを走者ごとに2メートルの間隔を確保するため2、3人ずつに区切って出走させるなど、新型コロナウイルス感染防止の工夫を凝らして100メートル走(低学年は80メートル走)、運命走、団体リレーを実施。
児童たちは初夏の日差しを浴びながら持てる力を存分に発揮し、クラスメートや保護者が応援の歓声や拍手を送った。井内校長は「普段の授業よりもタイムが良いのでは。子どもたちも応援があるのとないのとでは違うようです」と話していた。
このほか厚真中は6月下旬に学年ごとに時間を分けたり、長縄跳びの縄を長くするなど対策を講じて実施し、厚南中は9月に学校祭と組み合わせての実施を検討中。厚真中央小は9月に体育の授業を保護者参観とし、上厚真小同様の規模で行う予定だ。
安平町では早来小が9月に代替大会の開催を予定しているが、他の3校は中止。早来中、追分中は9月に延期した。むかわ町では小中学校全て中止の方向となっている。

















