厚真町の上厚真小学校(井内宏磨校長、児童95人)は3日、老朽化により移転新築したプールの落成式を行った。式には宮坂尚市朗町長をはじめ、教育長や代表児童ら約30人が参加した。宮坂町長は「この町からオリンピック選手が出てほしい。子どものときから水に親しむことが大切」と述べ、関係者と共に新しいプールの完成を祝った。
新施設は、鉄骨造り1階建てのプールに、木造・一部鋼板造りの管理棟が隣接している。25メートルプールのほかに低学年用の浅いプール、温水シャワーが設置されている。管理棟は、段差をなくし、スロープを付けてバリアフリー化した。児童会長の6年生、濱島美月さんは「1年しか使えないから寂しい。みんなで鬼ごっこをして遊ぶのが楽しみだ」と話した。
総工費は約1億5000万円で、工期は2019年7~11月。新型コロナウイルス感染予防を徹底した上で、7月中旬から水泳授業を始める。一般開放も予定されている。

















