宮坂町長 4期目初登庁  「復興の時代に導く」厚真

宮坂町長 4期目初登庁  「復興の時代に導く」厚真
4期目初登庁のセレモニーで女性職員から歓迎の花束を受け取る宮坂町長=8日午前9時すぎ

 任期満了に伴う6月23日告示の厚真町長選で無投票4選を果たした宮坂尚市朗町長(64)が8日、町役場に初登庁した。4期目の就任あいさつを行い、「胆振東部地震の復旧から復興へ、町民一人ひとりと手を携えながら高い峠、険しい道のりを越えていきたい」と決意を語った。任期は8日から4年間。

 宮坂町長は午前9時すぎ、グレーのスーツにネクタイ、復旧復興を願う「ATSUMA LOVERS(アツマ・ラバーズ)」のシンボルマークが入ったマスクを着用して登庁。役場正面玄関からロビーに入ると、待ち構えていた約60人の職員が歓迎の拍手で出迎え。女性職員から花束を受け取り、笑顔を見せた。

 その後、役場議事堂で4期目の所信を表明。九州地方を襲った豪雨に触れながら、「改めて日本はさまざまな災害を日常として受け止めなければいけないと感じた。厚真町も水には弱い。水との戦いを繰り返していかなければいけない」と危機感をにじませた。

 また「1丁目1番地は震災からの復旧復興。復旧がゴールではなく、復旧の先にある復興の時代へ導き、次の世代へバトンタッチしていきたい」と力を込め、「町民4400人だけではなく、支援していただいた関係人口の方々とのパイプを太くし、新しいステージ、新たな景色を見たい」と話した。

 新型コロナウイルスにも言及。「今、新しい未来を描く大切な時期。見えない敵との戦いが続いているが、地方だからこそポストコロナ社会の変容を受け止めていける。町民、自らの家族を守りながら、新しい目標に向かって進んでいきたい」と結束を呼び掛けた。

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