保護者による体罰を禁止する改正児童福祉法が今年4月、施行された。法改正のポイントや体罰を使わないしつけの方法などについて、苫小牧市こども支援課相談係の立花優樹さん(34)に聞いた。
―法改正の目的とポイントを聞きたい。
重要なのは、今回の法改正は保護者を罰することが目的ではないということ。「周りの人に迷惑を掛けてはいけない」などのプレッシャーから、つい体罰で子どもを押さえつけてしまう親もいる。地域住民が寛容さを持ち、子どもの成長に温かいまなざしを向けられるような社会の実現に向かうための法改正であることを知ってほしい。
―しつけと体罰の違いは。
しつけは子どもの特長や個性、才能を伸ばすサポートをしながら社会性を育む行為。発達や能力に合う方法で行うべきで、体や心に苦痛を与える方法では解決しない。体罰を受けた子どもは苦痛から逃れるためにその行動をいったんやめるが、なぜそうすべきかを理解していないため、場面が変われば同じことをしてしまう。体罰からは何も学ぶことができない。
―体罰のない育児のこつを教えてほしい。
保護者が怒鳴ったり、暴力を振るったりせずとも、子どもがより良い行動を取れるようになるには、親子の円滑なコミュニケーションが重要。「ちゃんと」というあいまいな指示ではなく、分かりやすく伝える工夫や、子どもの良い行動を具体的に褒めることを意識してほしい。市も暴力や暴言を使わない育児法を伝えているので、関心のある方は市こども支援課=電話0144(32)6369=に問い合わせをしてほしい。



















