苫小牧市音羽町の妙見寺でこのほど、恒例の読書会「お寺de名著」が開かれた。直木賞受賞作「熱源」(川越宗一著)を題材に、参加者15人が感想や印象に残った場面を語り合い、交流を楽しんだ。
最初に市内の朗読グループに所属する小関一子さんが作品の一場面を朗読。どんな時代にあっても、民族の誇りを忘れずに生き抜いていく―という思いを、樺太アイヌのヤヨマネクフが熱く語る場面に、参加者は真剣な面持ちで聞き入った。
この後、同会代表で妙見寺住職の末澤隆信さんが手作りしたハスカップの洋菓子を味わいながら、感想などを語り合った。困難の中でも自分を失わない登場人物の生きざまに感動し、「読後は何日間も胸に熱いものが残った」という人や、「皆さんの話を聞き、ぜひ読んでみたいと思った」と話す未読の参加者もいた。
次回は9月に「博士の愛した数式」(小川洋子著)をテーマに行う予定。
















