馳星周さんが直木賞受賞 苫東高出身関係者から祝福の声

馳星周さんが直木賞受賞 苫東高出身関係者から祝福の声
受賞の一報を受けて馳さん著書の特設コーナーを作ったくまざわ書店苫小牧店

 苫小牧東高校出身の馳星周さんが直木賞を受賞したことを受け、同校関係者や同級生など多くの人が喜びに沸いている。

 馳さんの著作では「約束の地で」(集英社)や「雪炎」(同)などの作品でたびたび苫小牧が登場。岩倉博文市長は「東高校出身というご縁がある方が7回目のチャレンジで直木賞を受賞し、苫小牧市としても名誉なこと。心からお祝いを申し上げたい」と祝福した。

 母校の苫小牧東高校では、森浩之校長が「受賞を願って生徒や教員とともに祈っていたので大変誇りに思う。生徒たちにもこの快挙を知らせたい」と語った。同校では早速、図書室に馳さんの著作を並べた特集コーナーを開設。図書局の丸山ことみさん(16)は「直木賞候補になった頃から(デビュー作の)『不夜城』を読み始めた。受賞したのが先輩だと思うとすごい。尊敬しています」と話した。

 高校時代に3年間同じクラスだったという、山手町在住の保育士、椿笑加(えみか)さん(55)は「本当に素晴らしい。20年以上、意欲を絶やさず小説を書き続けてきたことを尊敬している」と声を弾ませた。当時は登下校の汽車の中や昼休みなど時間があれば本を開いていた印象があるとし、「友達とふざけたり、スポーツをするのも好きな男の子だった」と振り返った。

 馳さんの講演会を来月開催する苫小牧市文化団体協議会の松原敏行さんは、「受賞直後のタイミングとなり、大変うれしい。馳さんのお話を共有できることを楽しみにしている」と語った。

 市内の各書店では、受賞作「少年と犬」が直木賞候補にノミネートされてから売れ行きが急増し、ほぼ売り切れの状態。追加注文中という店舗が多い。

 市内木場町のくまざわ書店苫小牧店では、今週初めにようやく2冊が入荷。受賞を受けて15日夕方、最も目立つ場所に急きょ特設コーナーを設置して受賞作と歴代作品を並べた。担当者は「何とかコーナーを展開できたが、1冊はすぐに売れてしまった。今後の入荷日は未定」と話す。

 若草町のWonderGOO(ワンダーグー)苫小牧店は16日現在で在庫が無く「入荷でき次第、売り場を展開したい」としている。

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