新型コロナウイルス流行に伴う「巣ごもり」の影響で、苫小牧市内の水道使用量が変化している。市内の複数地区で2カ月に一度行う検針で4、5月は業務用が減少し、一般住宅向け(家事用)は増えた。また、収入減少などで水道料金の支払い猶予を求める市民からの相談も170件超に上り、市は個別の事情を聴き取りしながら対応を検討する方針としている。
市上下水道部によると、国の緊急事態宣言の対象が全国に拡大した4月の水道使用量は、飲食店や事業所などの業務用が前年同月比6%減の18万284立方メートル、家事用は同8・1%増の95万7851立方メートルだった。5月も業務用14%減の42万4358立方メートル、家事用1・7%増の107万3790立方メートルと同じ傾向が続いている。
営業課によると、家事用の使用量変化は通常範囲内と分析。一方の業務用は例年と比べ減少幅が大きく、「休業要請などの影響が出た可能性がある」としている。
新型コロナ流行による経済悪化で収入が減り、水道料金の支払いが困難になった市民からの相談も3月以降増加。6月末時点で177件となっており、全体の7割が家事用の使用量に関する内容という。多くは支払期限の猶予を求めるもので、生活困窮に苦しむ現状が浮かび上がる。
市はこれらの相談について、個別に内容を検討し対応している。同課は「水道料金の支払いで困っていることがあれば相談してほしい」と呼び掛けている。
水道料金に関する問い合わせは同課 電話0144(32)6647。
















