便利と危険 隣り合わせ 追分中でスマホ教室

便利と危険 隣り合わせ 追分中でスマホ教室
SNSを使用する際の正しい知識を学んだ教室

 安平追分中学校(中村浩士校長)は17日、「スマホ・ケータイ安全教室」を同校体育館で開いた。KDDIの認定講師を務める山田一郎さんを招き、生徒63人がインターネット交流サイト(SNS)の危険性や安全に使うための知識を学んだ。新型コロナウイルス感染症対策を踏まえ、一人ひとりの間隔を確保して行われた。

 山田さんは、コロナ禍の影響で携帯電話などのインターネットを使う機会が増えていることから、「携帯やスマートフォンは簡単で便利だが、トラブルや犯罪に巻き込まれないため、使い方に注意が必要」と指摘。ビデオ映像を見せながら、「SNSは文字によるコミュニケーションのため、伝わり方が違う。メッセージは慎重に、丁寧に、相手のことを考えて。思いやりを忘れずに」と呼び掛けた。

 また、テレビ番組の出演者が誹謗(ひぼう)中傷を受け自殺に至ったケースも挙げ、「見た人に迷惑、不快や悲しい思いをさせてはいけない」と訴えた。

 このほか、知らない相手からの「成り済まし」メッセージも増えていることから、「知らない人とのやりとりはしないように」と注意した。3年生の渡辺哲平さん(14)は「改めていろんな危険が起こる可能性があると感じた。SNSを使うときは知らない人に話し掛けられても関わらないようにし、安全に使いたい」と話していた。

 昨年は小中一貫教育の取り組みとして合同で行ったが、今回は新型コロナの影響を考慮し、中学校のみで開催した。

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