インディアン水車設置 魚の調査捕獲スタート 千歳川

インディアン水車設置 魚の調査捕獲スタート 千歳川
千歳川の夏の風物詩・インディアン水車が設置された

 千歳川のサケの遡上(そじょう)期を控えた19日、千歳市花園の日本海さけ・ます増殖事業協会千歳事業所の構内にインディアン水車(捕魚車)が設置された。千歳に夏の訪れを告げる風物詩。20日から遡上魚の調査捕獲がスタート。8月21日からふ化事業を目的とした採卵のためシロザケの親魚の捕獲が始まる。

 千歳川左岸の構内では、前日にサケを捕獲する仕掛け「うらい」の設営に続いてこの日は捕魚車の設置。事業所職員11人が、化粧直しした赤い木枠と青色の捕魚車を1時間ほどかけて据え付けた。

 昨季のサケの捕獲は全道的に不振だったが、千歳川は前季比85%増の25万8945匹。2015年以来の25万匹超と好調だった。

 調査機関は、日本海中部の今季来遊数を昨季比30%増と予想する。同協会の安藤孝雄専務理事は「今季の計画採卵数は8000万粒。いい卵を取るには20万匹以上は確保したい」と期待を込める。

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