演劇「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治原作)を10月に函館市で公演する同市内の劇団「芝居組『虎』」の金谷藍子代表(31)ら2人が17日、苫小牧市王子町の「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」を訪れた。賢治研究の第一人者だった故斉藤征義さんが手掛けた絵本など、同館が所蔵する数々の資料に触れ、賢治の世界に理解を深めた。
同劇団は当初、5月に演じる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされた。斉藤さんの著作などを資料にしていたところ、関係者が同館の開館を知り、「舞台作りに生かそう」(金谷代表)と来苫に至った。
丸山伸也館長(67)は函館からの来訪に喜び、「道内で斉藤征義と宮沢賢治のファンが増えれば」との願いを込めて、斉藤さんのサイン入り絵本を進呈。同館の後援会員を連れ、函館で公演を鑑賞することなどを約束した。金谷代表は「賢治とのつながりで新しい縁にも恵まれ、うれしい。いい芝居にしたい」と意欲を新たにした。
公演は10月10日午前10時半から午後8時までに4回実施。金谷代表は主役のジョバンニとカンパネルラ役を交互に演じる。チケットは事前予約制で同劇団のホームページから予約する。
同劇団は2006年、函館市内で結成。現在は社会人を中心に18~47歳の8人で、創作劇などによる定期公演を行っている。同市内で開催する土方歳三コンテスト全国大会の優勝者2人が在籍している。
















