針と糸で紡ぐアイヌの伝統 チキサニで文様刺しゅう体験 白老

針と糸で紡ぐアイヌの伝統 チキサニで文様刺しゅう体験 白老
チキサニでアイヌ文様刺しゅうを学ぶ参加者

 白老町末広のしらおいイオル事務所チキサニで18、19日、アイヌ文様刺しゅうの体験教室が開かれた。参加者は刺しゅうを施したテーブルセンター作りを通じて、アイヌ文化の奥深さに触れた。

 教室は、一般社団法人白老モシリがアイヌ民族のイオル(伝統的空間)体験交流事業として企画。地元白老のほか、苫小牧市の市民ら8人が参加した。

 参加者は、アイヌ文様刺しゅうサークル「エミナの会」の菅野節子代表(75)の指導を受けながら作品を制作。縦45センチ横80センチの布に針と糸で美しい文様の線を描き、テーブルセンターに仕上げた。

 苫小牧市の女性(60)は「アイヌ文様の素晴らしさを知ることができた。作品は自宅の部屋の壁に飾ろうと思います」と言い、地元白老で洋裁教室を開く新岡世子さん(82)も「アイヌ文化の奥の深さを実感できました」と話していた。

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