安平追分中学校(中村浩士校長)は20日、3年生を対象にした進学ガイダンスを開いた。苫小牧、千歳、北広島の3市と安平町にある7校の高校担当者が学校の概要や学習カリキュラムなどを説明。参加した3年生22人が高校へのイメージを膨らませた。
ガイダンスには苫小牧東、苫小牧工業、苫小牧総合経済、千歳、千歳北陽、追分、北広島西の7校が参加し、15分ほどの持ち時間で担当者が講話した。苫東の担当者は「高い意欲を持って学習に励み、部活動や学校行事にも積極的に取り組む生徒に来てほしい」と期待を寄せ、苫総経は商品開発やマーケティングなど独自の取り組みを紹介した。
千歳は国際交流や異文化への理解に力を入れていることを挙げたほか、今回初めて追分中のガイダンスに参加した北広島西は、追分中出身の生徒が同高で頑張っている様子を報告した。
また、幾つかの学校は中学時代などの学力の遅れを取り戻す「学び直し」の時間を設けていることも取り上げた。奥秋陽向さん(14)は「北広島西は距離があると思っていたが、意外と通えることが分かった。選択肢が増えた」と関心を示したようだった。
追分中では来春の受験を控え、進学の参考にしてもらおうと例年ガイダンスを企画。ただ、今年は新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校措置が長期化したこともあり、三者懇談ができていないほか、例年この時期にある各高校の1日体験入学も秋に延期となっている。
追分中の進路指導の担当教諭は「生徒が進路を選択するための検討期間が短くなっているが、こちらから提供する情報を見極めながら、決めてほしい」と話していた。

















