4連休(23~26日)を前に、あす22日から始まる政府の旅行需要喚起策「Go Toトラベル」キャンペーンや、順次対象商品が発売されている道の「どうみん割」(道民対象に旅行代金を最大1万円補助)など地域観光を後押しする一連の施策に、苫小牧市内の観光、航空関係者らの期待が高まっている。一方、関東圏での新型コロナウイルス感染者の急増で東京発着旅行が同キャンペーンから除外され、「効果は限定的」との見方も。人の動きが活発化し、道内で感染が拡大しないか―と心配する声も根強く、関係者は対策に一層気を引き締めている。
道の駅ウトナイ湖(植苗)は連休中の人出の増加をにらんで、飲食物の在庫を多めに確保。新商品も準備しているが、東京発着の旅行が同キャンペーンから除外されたこともあり、西村宏基駅長(53)は「道民による道内観光がメインになると思う。関東圏からの客は多くないのでは」とみる。消毒や換気を小まめに行うなど感染防止に努めており、客にも「マスクや手指消毒など行った上、足を運んでほしい」と語る。
海の駅ぷらっとみなと市場(港町)は23~26日の4日間、市場まつりを開催。コロナ禍中でステージイベントなどは見合わせ、屋内での飲食を避けたい人に配慮し、屋外に飲食スペースを設ける。加藤宏ストアマネジャー(45)は「客の協力も得て、安心して市場を訪れてもらえるようにしたい」と話す。
コロナ流行に伴う旅客需要の減少で3月以降、新千歳空港発着便の減便を続けてきた航空各社の予約率も徐々に回復しており、各社は巻き返しに期待する。4連休中の予約率などは公表していないが、旅客の動きが活発化するのは必至で各社は感染防止策を徹底。搭乗手続きカウンターではスタッフがマスクとフェースシールドを着用し、カウンター上にもビニールのシートやアクリル板で仕切りを設ける。
手続きに並ぶ搭乗客同士の距離を保つため、床に目印を付け、出発口付近にも消毒液を用意。日本航空北海道地区の担当者は「機内でも安全安心を第一に考えた対応となる」と力を込めた。
4連休を機に関東圏での感染拡大が、本道に波及するのを不安視する声もある。同空港国内線ビルの土産物店に勤める50代の男性は「旅客が増えるのは歓迎だが、ウイルスが持ち込まれなければいい」と複雑な表情。全国的な感染拡大を受け、道民の中にも旅行自体に慎重な声は少なくなく、「結局、連休は地元客が中心になる」との冷静な見方を示す観光関係者もいた。
















