新型コロナウイルス流行に伴う旅客需要の低迷で、苫小牧港を発着するフェリー各社の夏休み時期の船室予約は例年に比べ、軒並み低調だ。23~26日の4連休とお盆は比較的埋まっているが、感染拡大防止のため、大部屋の定員を間引きしており、「満室」でも前年より少ない旅客数となっているケースもある。
首都圏と北海道を結ぶ大洗航路の商船三井フェリー(東京)は大洗発が21~23日、苫小牧発は23~25日にそれぞれ定員の2割超の約150人が予約。8月は大洗発の便が8、9両日にほぼ満室で、苫小牧発の便は14~17日、250~350人程度の乗船を見込む。旅客の予約は伸び悩んでいるがお盆期間、乗用車や自動二輪はほぼ満車という。同社苫小牧支店は「少人数で移動するケースが目立つ」と話す。
仙台、名古屋航路を開設する太平洋フェリー(名古屋市)は22日の苫小牧発の便で定員の約2割に当たる約140人、25日の便で約4割の約200人が乗船予定。予約のピークはお盆で、船室は8月13日と14日に6割、15日に8割、16日に4割ほどが埋まっている。
八戸航路の川崎近海汽船(同)は苫小牧発、八戸発とも22日夜の便には空き室が少なく、25日の便も一部が残る程度。8月は八戸発で7~9日の夜の便、苫小牧発で7日と12~15日の夜の便がほぼ満室という。ただ、大部屋の定員を間引きしており、乗客数が前年より3割ほど減少。同社は「首都圏で感染拡大が進む中、予約状況に変化があるかもしれない」とみる。
秋田、新潟、敦賀便を運航する新日本海フェリー(大阪市)の新潟便は22日定員の5割程度、8月13~15日で8~9割の船室が埋まっているが、旅客数はそれぞれ前年同期より3割ほど少ない。同社苫小牧支店は「夏休み期間の船室には空きがあるが感染防止を最優先に、引き続き安全運航に努める」としている。
















