スーパーやコンビニなどの小売店で配られるプラスチック製レジ袋の有料化が義務付けられてから3週間。エコバッグを使用する人が増える中、新たな買い物用アイテムとして風呂敷が注目され始めている。買った商品をすぐに包んで肩掛けかばんのように使えるほか、洗濯も簡単で常に衛生的に使える点が魅力だ。材質や柄など多くの種類があり、いにしえの和の文化はおしゃれなファッションアイテムとしても再注目されている。
「縛り方を工夫することで、買った商品に合わせて形を変えてくれる」。苫小牧市拓勇東町の自営業、浅野雅美さん(34)は5年ほど前から風呂敷を普段の買い物に愛用する。主に使っているのははっ水加工が施され、多少ぬれた商品でも問題なく運ぶことができるという。「おしゃれな物も多く、自分の気に入った品を買って楽しんでいる」と話す。
市内在住で、風呂敷の魅力を発信する講習会やワークショップを行う風呂敷ライフプランナーの村田なちこさん(40)は「エコバッグの場合、会計後に買い物籠からバッグへ商品を詰める作業が必要。対して、風呂敷は工夫することでその手間も無くなる」と強調する。
会計時、精算済みの商品を入れる籠に風呂敷を敷き、店員に商品を入れてもらう。あとは風呂敷の片側2辺同士をそれぞれ結ぶだけで、持ち手が二つ付いた肩掛けかばんに変身。そのまま籠から持ち上げることができる。
結び目が風呂敷に対して平行になる「真結び(まむすび)」にするのがポイント。縦結びにすると、すぐにほどけてしまうので注意が必要だ。
万が一、籠に風呂敷が敷けなくても、あらかじめ2辺同士を真結びしておいた風呂敷に商品を乗せて持ち上げるだけで、あっという間にかばんになる。
レジ袋の有料化以降、村田さんの下には「使い方を教えてほしい」という依頼が友人などから寄せられ、風呂敷が再注目されていることを実感しているという。初心者へのアドバイスとして、日常の買い物には1辺が100センチ前後で、簡単に洗える綿100%が最適だと話す。また、コンビニで弁当や飲料を買う際には70センチ前後の品を勧める。
風呂敷は主に呉服店などで販売しているが、ネットショッピングでも購入可能。最近は洋風のデザインも増えてきている。また、布とミシンがあれば辺を縫って手作りすることも可能だ。村田さんは「風呂敷は針や糸を使わずにバッグができる『魔法の布』。誰でも簡単に使いこなせる」と魅力を語る。
















