4連休の初日、苫小牧市内と近郊の観光地やレジャースポットは多くの人でにぎわっている。新型コロナウイルスの感染拡大で「GoTo トラベル」キャンペーンの東京発着旅行が除外されたことなどもあり、訪れているのは道内客が中心。特に密を避けたい屋外でのレジャーが人気だが、屋内の商業施設でもマスクを着用しながら休日を楽しんでいる。
白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)は12日の開業後、初の大型連休を迎え、多くの人が訪れている。国立アイヌ民族博物館内で民族衣装などの展示を見たり、スタッフの説明に真剣な表情で耳を傾けたりする人も。伝統的な家屋(チセ)の内部や木彫、織物といった伝統工芸の制作も見学し、アイヌ文化に触れていた。
十勝管内音更町から家族5人で訪れた公務員、吉田陽亮さん(34)は「めったに体験できないアイヌ文化を見ることができ、子どもたちにも勉強になった」と満足そう。友人と来た函館市の主婦、作並美津恵さん(44)は「不安はあるけど人数制限をしているから安心だと思う」と話し、小学3年生の息子、翔和君(9)は「(アイヌの歴史語りの)話が面白かった。連休中の宿題のテーマにしたい」と目を輝かせた。
樽前のオートリゾート苫小牧アルテンのキャンプ場は、18日の時点で道内客を中心に23~25日の予約が満杯に。札幌市から家族6人で訪れた会社員、佐々木球代さん(36)は「久しぶりに外で遊べる」と笑顔。これまでに10回ほど利用しており、今回は1泊の予定。「温泉を利用できるし、自然があるのがいい。キャンプファイアをしてゆっくりしたい」と話した。
キャンプ場担当の河原健事業課長補佐(51)は「屋外なら安心と思う方が来ているよう。5月連休に休業していた分を挽回したい」と期待する。
美沢のノーザンホースパークも事前予約は好調。千歳市支笏湖温泉は雨に見舞われたものの、周辺を散策する人や宿泊で訪れた観光客がそぞろ歩く姿が見られた。
苫小牧市柳町のイオンモール苫小牧では、午前中から家族連れらが訪れ、イオン苫小牧店や専門店街で衣類や食料品などを買い求めたほか、子どもたちが2階の遊具施設で遊ぶ光景が広がった。
母親と子ども3人で映画観賞に来たという市内矢代町の女性会社員(37)は、映画館の感染防止策を理解した上で21日にチケットを事前予約。マスク姿で「アイスクリームを食べた後に映画を楽しみたい」と話した。
同モールは、従業員のマスク着用や設備の定期的な消毒を徹底。道が求める新北海道スタイルを実践しながら感染防止対策に取り組んでいる。



















