むかわ町の穂別高校(小野達彦校長)は20日、新型コロナウイルス感染症による高体連各支部大会の中止に伴い、代替措置として校内で体育会系部活動交流会を開いた。弓道とバドミントンの各競技が行われ、出場した3年生が力強い射やプレーで部活動の最後を飾った。
3年生にとって集大成となる高体連支部大会の中止を受け、運動部に所属する生徒たちが主体となって企画した。弓道は8射2立、バドミントンはシングルス、ダブルスの各種目を行い、これまで積み重ねてきた成果をぶつけた。
弓道部の清川紗希さん(3年)は「今年は新型コロナウイルスの影響で高体連が中止となり、試合に出場することはできなかったが、このような形で結果を残すことができてよかった。3年間、弓道を通して学んだことを今後に生かしていきたい」と話し、企画に当たったバドミントン部の真壁吹輝さん(2年)は「3年生にとって、この交流会が思い出となってくれたらうれしい」と語った。
同校の長尾勝恵教頭は「本来であれば、3年間の集大成を多くの人の前で披露したいとの思いを持っていたはず。その思いをバネに前を向くための手段を自分たちで考え、企画から運営まで全てをやり遂げたことは、生徒一人ひとりにとってとても貴重な自信につながっていくのでは」と目を細めていた。

















